歯の病気が進行したりケガをしたりして歯を失ってしまうことがあります。
歯は元々、舌・口唇・隣の歯・噛み合わせる歯と、様々な方向からかかる力のバランスによって位置が保たれているため、歯が抜けた時に何も治療を受けずに放置しておくと、そのバランスが崩れて残った歯が横に倒れたり伸びたりしてくることがあります。
そうなると、いざ予防治療やブリッジを作る時に歯並び全体を修正しなければならず、治療に長い時間を要することにもなりかねません。
たしかに1本くらい歯がなくてもなんとか噛むことはできますが、しっかりと噛み砕けなくて胃に負担がかかりますし、左右どちらかの歯ばかりを使うことになって残った歯を失うリスクも高くなります。
いずれも、すぐにその悪影響が出てくる訳ではありませんが、5年10年と長期間に渡って少しずつ状況は悪化していきますので、今なんとかなっていたとしても必ず早めの治療を受けて頂きたいと思います。