NARU Dental Clinic BLOG

2015年3月19日 木曜日

妊娠中・授乳中の歯科治療について

品川区荏原の『なる歯科クリニック』院長の成川です。

今回は、妊娠期に起きやすいお口の中のトラブルについて妊娠中の患者様から聞かれる不安にお答えします。

妊娠中は心と身体が大きく変化します。お口の中も例外ではなくだ液の量が減って虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。症状が出る前に歯科検診に行ってお口の中もしっかりと整えて赤ちゃんを迎える準備ができると良いですね。

妊娠中に起こりやすいお口の症状

1. 虫歯
妊娠によって生活が不規則になり,食生活のリズムが乱れ,偏食,間食の増加や食の好みの変化が起こります。また,つわりなどの影響でお口の中の環境が悪くなってしまい虫歯になるケースがよく見受けられます。

2. 歯肉炎・歯周炎
妊娠中にはホルモンのバランスの変化や栄養の偏りが起こりやすく,またつわりなどによって口腔清掃状態が不良になりやすくなります。妊娠前からの親知らずの炎症などが悪化しやすくなることもあります。
また,歯周病の妊婦さんの早産,低体重児出産のリスクは高くなるという報告もあり、注意が必要です。

いずれにしても,虫歯も歯周病も細菌感染症なので生まれてくる赤ちゃんのためにも出産前までに治しておくことが理想ですね。


妊娠中の歯科治療

 原則,どの時期でも歯科治療は可能ですが,ほとんどの方が問題なく治療できるのは妊娠中期(16週~27週)です。これから,実際に患者さんから質問の多い項目についてお伝えします。
 
1. レントゲンについて

歯科撮影は、胎児から離れており、放射線の影響はほとんどありません。地球上で1年間に浴びる自然放射線量は、日本でおおよそ 2.3mSV(ミリシーベルト)です。同じ放射線量で、デンタルフィルムは150枚以上、パノラマは100枚撮影できることになります。さらに撮影の際は必ず防護エプロンを使用します。防護エプロンの使用でX線を1/100程度の減弱させるため、被曝量は限りなくゼロに近くなります。
当院では、デジタルレントゲンを採用しており、被ばく量を低減することができます。

2. 麻酔について

歯科で使う麻酔は局所麻酔であり,患部に限局して効かせ,分解される麻酔薬ですので局所麻酔による母体や胎児に影響はありません。むしろ痛みを我慢することによるストレスのほうが問題になることがあります。

3. 投薬

抗生物質や鎮痛剤を使用する際には注意が必要です。抗生物質の中ではセフェム系、またはマクロライド系などの抗生物質が比較的安全とされています。また,鎮痛剤は妊娠時禁忌の薬剤が比較的多く,妊娠初期から使用可能な最も安全な薬剤はアセトアミノフェン(カロナール)と言われています。
いずれの薬剤も外科処置などと同様に,投薬による有益性が副作用などのリスクを上回る場合のみ使用します。

虫歯や歯周病はできてから治療するのではなく、できないように予防するという時代に入っています妊娠前から定期的にクリーニング予防を行っていれば、妊娠中もそれほど虫歯ができることはありません。また、虫歯や歯周病のリスクが高い方や、親知らずも女性の方は早めに抜いておくことをお勧めします。実際に不明なことがありましたらお気軽にご相談ください。


産後の授乳中の方の治療ですが,授乳中の患者さんから,治療に局所麻酔を用いたり,処方薬を服用するのは大丈夫かという質問を頂きます。
 
一般的に,歯科治療で使用する程度の局所麻酔薬や薬剤を使用することの影響はほとんどないと考えられます。どうしても心配であれば,薬剤投与後4,5時間後の授乳は控えるようにして,それでもまだ心配なようであれば前もって搾乳していたものやミルクをあげるようにしてください。

また,なる歯科クリニックでは,赤ちゃん連れの治療は可能ですのでお気軽にお問い合わせください。

投稿者 なる歯科クリニック | 記事URL

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